海外で日本の食材を見つける方法

海外で日本の食材はどこまで手に入るの?食材班
食材班

筆者は過去に4つの国や都市に各1年以上住みました。引っ越す度にまずやることが近所の日系スーパーマーケット、アジア系スーパーマーケットを探すことでした。別に日本食が無くても生活していけますが、長期間生活するのなら食のバラエティがある方がより楽しくなるのではないでしょうか。そこで、どのように探しているかまとめました。

現地のスーパーマーケットで見つける

最近はアジアの食品を海外の普通のスーパーマーケットで見かけることが多いです。普段買い物をする場所で日本の食材が手にはいるなら、それが一番楽です。しかし、ここで気をつけなければいけないのは、クオリティと値段。醤油と書いてあっても「え?」という味のものいっぱいあります。逆に味は良くても、希少価値で値段がべらぼうに高いこともよくありますので、ご自身のスタイルにあった選択をしてください。

筆者の場合、住んでいる町にアジア系スーパーがありません。隣街のアジア系スーパーの方が品揃えが豊富ですし安いのですが、そこまで行くのに電車代がかかり1-2品買うだけの場合は結局高くなるので、代用・妥協できるものは近所の普通のスーパーを利用し、必要な買い物がたまってきたら電車に乗ってアジア系スーパーに行きます。

ダメ元で聞いてみよう

日本人大好き「薄切り肉」と「刺身・寿司用鮮魚」などは、現地のお店でだって形状や鮮度が違うだけで取り扱いはしているはずです。ダメもとで肉屋や魚屋で対応可能か聞いたら意外とすんなり引き受けてくれたり、口コミやネット情報で「あそこの店、薄切りやってくれるよ」なんてことがありますので、ぜひチャレンジすることをお勧めします。ダメでもともと、断られても凹まないことが大事です。
*魚屋は生で食べていいか必ず確認、そしてお店の人がいいよと言っても、さらに自分でも色合い匂いなど食べる前に必ず確認してください。判断は自己責任でお願いします。

近所の日系、アジア系スーパーマーケットで見つける

住んでる地域によって簡単に見つかったり、少し大きな街に出る必要があったりします。私は大きめの街に住んでいたり、その隣の小さな町に住んでいた・いるので見つけるのにそこまで苦労はしませんでした。アジア系のコミュニティが発展している街は品揃えが良く値段も手頃でいいですね。

日系よりもアジア系のスーパーの方が見つけやすいです。中国、韓国、ベトナム系などなどですが日本の物も取り扱っていることがほとんどです。あと、日本ブランドじゃ無くても美味しい物はいっぱいあり、同じ醤油でもどれが美味しい/妥協可能で安いか試しながら自分のお気に入りを見つけるのも、海外在住者の醍醐味と言えますね。中にはびっくりするようなものが売ってたりしますので、目的のアイテムが無くても気持ちを切り替えて思いっきり楽しんでしまいましょう。

どうやって探す?

Google Mapなどで、お住まいの地域を表示して Asian Supermarket や Japanese Supermarket などで検索すると簡単に見つけられます。

そんなもん、うちの近所にないわー。という方はネットショップを利用します。

賞味期限切れ間近のセールを狙え!

賞味期限切れ間近のセール品、実店舗のあるアジア系スーパーでよく見かけます。ワゴンになっていたり、レジの近くに集めてあったり。結構いいのあるんです、ダシとかタレとか。気になる方は、お店にそうゆうコーナーがあるかどうかチェックしてみてください。私は、基本的な調味料のセール品を見つけると「えっいいの?みんないいの?私買っちゃうよ」という気持ちになります。

筆者は住んでる町から離れた大都会ロンドンに遊びに行った時に、某有名な日系スーパーマーケットにふらっと立ち寄りました。その時、見つけてしまったのです「めんつゆのセール品」を!…5本買いました。重い!その後のスケジュールに支障をきたした事をご報告いたします。お買い物は計画的に。

定期的に品揃えをチェックしよう

アジア系スーパーマーケットは定番商品を除き、商品の入れ替え激しくないですか?定番商品はそうでもないですが、新しい商品を発見することが多々あるので定期的に足を運ぶのも楽しいのでおすすめです。逆に、珍しい品はまさに一期一会で迷って次回買おうと思ったらもう無かったなんてことがあります。

現地のネットショップで見つける(普通のお店・アジア系共通)

このご時世、当たり前じゃんとお思いでしょう。皆さんやられてると思いますが、今回はどうやって検索すると見つけやすかったかまとめてみます。ここ数年で、店舗のみだったショップがネット販売を始めたり配達エリアを拡大したこともあり、さらに利用しやすくなりましたね。

検索キーワードには以下の①~④のを組み合わせて入れます。



① 英語、現地での名前たらこ=Cod Roe、ゴボウ=burdockなど、Tarako, Goboではあまり普及していないものの場合、その土地でなんと呼ばれているか調べて検索キーワードにします。(英語以外の言語は、一旦英語を調べてからそれを目的の言語で検索するとすんなり見つかることがあります。)
② 日本語のローマ字Yuzu、Misoなど
入れることによってより特化したものが出てきます。 物によりますが、アジアの品を意識して扱っているお店などが引っかかりやすくなることがあります。
③ Japanese Asiaなど上記同様
④ 在住の国 エリア最近の検索はアクセスしているエリアを把握して候補を出してくることが多いですが、それでも検索結果を具体的にするために入れておくといいと思います。
エリアについて:お住まいに地域によりますが、イギリス本土は本土全体に配送してくれるサービスが多いので、UK だけで大丈夫です。

送料について

筆者の場合、現地のアジア系スーパーマーケットに行くのに電車で往復6ポンドかかります(900円前後)。家族や知人と一緒に行けばその分交通費がかかります。それを思うと、ネットショップの送料の方が安かったりします。日本でもよくある「いくら以上購入で送料無料!」サービスもありますし、買いたい物を貯めておいて、一気に買い物することが多いです。

やっぱり口コミが一番

やはり、お住まいの国・地域に住む人の情報はとても役に立ちます。実際に生活している人の実用的な情報に勝るものはありません。

実際に住んでいる人からの情報が最強

現地の言葉で十分情報収集ができる方はどちらもいいと思いますが、日本語の方が嬉しいなという方は特に、現地で知り合った友人、同じ国に住んでいるブロガーさん、現地の日本人向けコミュニティサイトや情報誌などをチェックすると、日本食のことだけでなく現地に住むために役立つ情報に巡り合いやすいので、お試しください。

でも、インターネットの情報を信じすぎてはダメ

誰でも情報を世の中に公開できるのがインターネット世界の便利な所であり、怖い所でもあります。たとえ悪意はなくても情報が古くなったり、情報発信者が利用した時とサービスが変わってしまうことはよくあります。ですので、インターネットに書いてあったからといって、それが100%正しいと思ってはいけません。あくまでも参考情報です、活用するのは自己責任です。

自分で作る、栽培する

手に入らないなら作ってみよう、そうイチから作る・栽培するのです。そんなの日本でやったことないよ…と思った方、この「海外コレできる部」では実際にやってみたことの感想を各食材ごとにまとめていますので、ご自身でやれそうかどうかの参考にしてみてください。(完全に私の主観です。海外歴の長い方、料理・園芸上手の方が読んだら「え?それ普通じゃない?」という内容満載です。)

日本・外国から送ってもらう

保存の効くもので、税関に引っかからない物であれば送ってもらうことができます。送料・税金などはかかりますが、どうしても食べたくなる物ありますよね?私は、チキンラーメン、キャラメルコーン 、麦チョコ、たけのこの里を、たまに日本の家族に送ってもらっています。

また、海外発送を受け付けているサービスもたくさんあります。送料が高い分どうしても最後の手段にしたいところではありますが、これだけは日本のものじゃないとダメ!という方はチェックしてみてください。

送料は高いが、総合的に考えてみる

送料だけみるとどうしても高い!と思えてしまします。しかし、極端な話ですが自分が飛行機に乗って買いに行くことを思えば安いです。日本に一時帰国する時に買って持って帰ってくれればいいのですが、帰国頻度にもよりますし、スーツケースの重量を思うと優先順位が下がってしまう場合があります。(毎回買い物リストを作って日本に帰りますが、衝動的に多く買いすぎて重量オーバーになって泣く泣く諦めるコレできです。)

海外コレできる部
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