海外で「お餅」を食べる方法

お餅を海外で食べたい!餅つき機がいらない?食材班
食材班

ある日、ドイツで日本っぽい食事をパーティーで出して欲しいと言われ、何がいいか話していました。すると日本滞在経験のあるオーストラリア人が「あ!あれ!お正月辺りに外でやってるやつ、あれやってほしい!」と言いました。え?屋台かな?と思ってよく聞いてみると「餅つき」でした。何かのイベントで見て楽しかったんだと思います。でもね、一体どこに臼や杵があるっていうんだい?そもそも私個人でそんなことやったことないよ。…と却下させていただきました。

お餅はアジア系スーパーマーケットやネットショップで手に入る

サトウの切り餅見かけます

あの、サトウの切り餅がアジア系スーパーに結構置いてあるのではないでしょうか。お値段は日本より当然高いですが、あの個別包装の切り込みの入ったやつ便利ですよね。一時帰国のときに日本から持って帰ってきたりしますが、重量があるのが悩みどころ。

トッポギ・トックなどもある

トックみたいなお餅。お鍋に入れたら最高!

お餅を食べるのは日本だけではありませんので、アジア系スーパーマーケットで色んなタイプのお餅を見かけることがあります。韓国のトッポギやトック(棒状のものや薄くスライスしたもの)を鍋物に入れたら美味しいですよね。

もち米、もち粉は売っている

もち米

左側:アジア系スーパーで購入 右側:普通の近所のスーパーで購入(未試食)

アジア系スーパーマーケットの方が取り扱いが多いかもしれませんが、「Glutinous Rice」が日本のもち米にあたります。多少形状や質は違うと思いますが、しっかり活躍してくれます。(写真左側のもち米を後で出てくるレポートで使っています。)

近所の普通のスーパーに行ったら「Thai Sticky Rice」というのを見つけまして(写真右側)、これもいけそうな気がするのですがまだ試していないので、後日使ってみます。

もち粉

もち粉は「Glutinous rice flour」で、アジア系スーパーマーケットに売っています。これと豆腐(または水)を混ぜて茹でたら、お馴染みのみたらし団子できるやつですね。

もち粉は間違えないよう注意!

置いてあるメーカーは国やお店によって違うと思いますが、なぜかどれもパッケージが似ている!…気がします。ドイツとイギリスで私が見かけたのは多分同じメーカーのだと思うのですが、いや、違ったかな?と思い出せないほどお店で見ると雰囲気が似ています。

しかも、もち粉・白玉粉に相当する粉(高粘度)と米粉・上新粉に相当する粉(低粘度)が紛らわしい!!各メーカーさん同じデザインのパッケージを粉の種類で色分けしているようなのですが、大体「青・緑・赤」がそれぞれ何かの粉を表していて、メーカーごとに微妙に色のルールが違うのでご注意を。最初から英語見たほうが分かりやすいかもしれません。

左二つはイギリスで購入。右のはドイツで購入。(おそらくどれもヨーロッパでよく見かける物だと思います。)
このバラのイラストでも色違いで他の粉がありますので、イラストだけ覚えると迷うことに…。

皆さん既に体験・調べ済みだと思いますが、ここにも写真と一緒に書いておきます。(粉の世界は奥深く、厳密にいうとこれは日本でいう〇〇粉と断定するのが難しいので目安です。)

目安
  • 糯米粉 Glutinous Rice Flour = もち粉・白玉粉に近い(粘度が高い)
  • 粘米粉 Rice Flour = 米粉・上新粉に近い(粘度が低い)
    どちらもキメが細かい粉です

餅つき機不要!電子レンジでお餅ができる

臼や杵はないにしても、もち米を蒸すか炊飯器で炊いてからめん棒・すり鉢などを使ってすりつぶしてお餅にすることができます。日本製などのホームベーカリーだとお餅機能が付いてて便利ですね。

しかし、潰すものめんどくさい・大変ですし、私はホームベーカリーは持っていません。しかし「電子レンジでお餅ができる」んです!

もち米バージョンともち粉バージョンがある

先に結論を言いますと、もち米・もち粉どちらもちゃんとお餅らしくなって美味しいです。

もち粉の方がもっと白玉団子のイメージで柔らかくなると思ったのですが、もち米ともち粉であまり弾力の差を私は感じませんでした。材料の質や水の量が大きく左右するのかもしれませんね。

違うなと思った部分は、
・もち米バージョン:ざっくりとした食感、風味をもち粉より強く感じた
・もち粉バージョン:舌触り滑らか(粉がきめ細かいから)、風味が少し弱い

「風味」の部分うまく説明ができないのすが、私はもち米バージョンの方が切り餅っぽい味を感じました。どっちが好きかと聞かれると、私はもち米バージョンの方が食感と風味が好みです。でも水につけるのとミキサー使うの・洗うの面倒だなというときはもち粉バージョンは時短できてめちゃくちゃいいと思います。

餅 もち米 電子レンジ レシピ

餅 もち粉 電子レンジ レシピ

両方試してみました!

もち米の場合:ミキサー、電子レンジ、もち米、水があればできる

流れとしては、もち米を水につけて長時間置く(今回は一晩置きました)、水を切る、もち米と水をミキサーにかける、電子レンジでチン、ひっくり返してさらに電子レンジでチン、片栗粉をまぶして形を整える。

海外の電子レンジは日本で主流のものよりワット数が高いので、電子レンジに入れる時間を短めに。

日本の電子レンジ(平均):500〜700W
例)アメリカの電子レンジ(平均):800W〜1200W

ワット数の違う電子レンジでの加熱時間計算機はコチラ:

もち米:アジア系スーパーのもち米と、日本のもち米で作ってみた!

今回、ちょうど大昔に日本から持ってきたもち米が残っていたので、アジア系スーパーマーケットで購入したタイブランドの「Glutinous Rice」と両方試して比べることにしました。

お餅だ!
焼いたらさらに美味しい!

結果、モチモチの餅になりましたー!すごい!美味しいです。焼くとよりうまい。

よく考えたらもち米だから当たり前なのですが、コネコネ手で地道につかなきゃいけないと思っていたので、驚きでした。もち米の種類にこだわりがなければ試す価値ありです。

もう私は一時帰国時に重いお餅・もち米買わないぞ。(一時帰国時は日本のスーパーの素晴らしさで頭の中がハッピー状態になって訳が分からなくなるので、忘れて買ってしまうかも…汗)

差はあまり感じられなかった

もち米の比較については、タイブランドの方が若干柔らかかったものの、その他はそこまで大きな違いは感じませんでした。硬さはもち米を水につける時間も関係してくると思いますし、ミキサーにかけるときの水量などでも調整可能な気がします。

果たしてここまでの比較画像を誰が見たいのかと疑問ですが、せっかくやったので載せておきます。レンジから出した直後「あれ?餅っぽい…餅じゃね?うわ!餅だ!」を連呼していました。

もち粉の場合:電子レンジ、もち粉、水だけでできる

もち粉と水だけでできました!もち米を使う場合と違って、水につける時間とミキサーの工程がカットできます。もち粉と水を混ぜる、電子レンジでチン、混ぜてもう一回電子レンジでチン、片栗粉をまぶして形を整える。

あんこやきな粉でお餅を食べよう!

お餅ができたら、砂糖醤油もいいですが、あんこやきな粉のトッピングも捨てがたいです。そんな時はこちらの記事もぜひご覧ください。

結論:できる?できない?

コレできは、もち米バージョン派だよ!

買うなら:
・アジア系スーパーかネットショップで見つかる
・他の国のお餅も入手可能

もち米から作るなら:
・もち米は「Glutinous Rice」を探そう
・ミキサー、電子レンジで餅ができる!
・ざっくりとした歯応えでモチモチ
・水につける下ごしらえが必要

もち粉から作るなら:
・もち粉を間違えないようにしよう
・「糯米粉 Glutinous Rice Flour」を使おう
・時短でお手軽に作れる
・滑らかな食感
・若干風味が弱い?

海外コレできる部
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