子供の頃、一緒に住んでいたおばあちゃんが夏に「玉子豆腐」をよく出してくれました。なので夏になると、ふと玉子豆腐を思い浮かべてしまいます。
アジア系スーパーに時々ある
アジア系スーパーにたまに真空パックされた玉子豆腐がありますので、冷蔵コーナーを覗いてみてください。日本語のパッケージと中国語のパッケージのを見かけたことがあります。
玉子豆腐を手作りしてみよう
「玉子豆腐」作りに「大豆・にがり」はいらない
豆腐という名前なので「大豆・にがり」を使うのかなと思ったのですがそうではなく、「卵・出汁」を蒸して作るようです。茶碗蒸しとほぼ同じで、出汁の濃度、硬さ、そして熱い状態で食べるか冷たくして食べるかの違いだそうです。どのレシピにも載っているのですが「加熱のしすぎに注意」とのことです。卵料理なので100℃で「すが入る」そうで、90℃を超えないようにすることがコツなんだそうです。
玉子豆腐 レシピ
電子レンジでも玉子豆腐ができる
蒸すのか…。一気にめんどくさくなります。もっと簡単な方法はないのかと調べると、ありました!「電子レンジ」で玉子豆腐ができるレシピを発見しました。これはいい!
玉子豆腐 電子レンジ レシピ
海外の電子レンジでもワット数の調整はできる(機種による)
工程を読むと「電子レンジ200Wで加熱する」…ただでさえ海外の電子レンジのワット数は日本のに比べ高めなのに、200Wに設定…とな?今までは日本のレンジのデフォルト設定のW数に合わせようと少し短めでやってましたが、200Wは加熱時間短くするとかの次元じゃないですよね。
ここで買って5年目にして初めて電子レンジの説明書を開くことに。
どうやら、我が家のRussell Hobbsの電子レンジだと基本のワット(Power)に対して5段階のパーセンテージに指定して稼働が可能なようです – 100%、80%、50%、30%、10%。「こっちで計算するのかよと」と一言漏れてしまいました。日本の製品だと多分ワット数が表示されますよね。
基本のPowerが750〜800W、それを200Wにしたいので30%設定で225W〜240Wで一番近いかな?
こんな機能があったとは…ずっと適当に使っていました。自分の家の電子レンジを知るいい機会になりましたね。私は日本のレシピ見ながら料理することがほとんどなので、今後これを目安に設定すると良さそうですね。日本の電子レンジの平均ワット数は500W〜700Wです。
内容が重複しますが、以下の記事の最初の方に加熱時間計算機作りましたので、よろしかったら使ってください。
「白だし」がない
「白だし」はアジア系スーパーで売っているのですが、我が家では優先順位が低くて常備していません。なので「めんつゆ」もしくは「顆粒だし+醤油+みりん+塩」で代用できるそうです。これは「めんつゆ」一択かな。
白だし 代用
レンチン玉子豆腐を作ってみた!
前置きが長くなりましたが、下調べ完了後しましたので早速作ってみましょう。「材料:卵2個、めんつゆ、水」これだけ。素晴らしい。手順は、材料混ぜる、濾す、耐熱容器に入れて蓋かラップをふわっとして電子レンジ200Wでチン、冷蔵庫で冷やす。
簡単そうです。(が結論を先に言うと、半分成功・半分失敗です。)
材料を混ぜて、その辺にあった茶こしで濾しながら耐熱容器へ。今回レストランのお持ち帰りでもらう蓋付きの容器を使いました。蓋を閉めるとタッパーみたいに密封になってしまうので、ぴっちり閉めると爆発してしまいそうだったので、少し隙間を開けました。
加熱時間が難しい
電子レンジのレシピでみなさん書いてます「加熱のしすぎに注意」。前述した通り、卵料理なので100℃で「すが入る」ので、90℃を超えないようにすることがコツ。そして余熱でも少し固まるそうです。電子レンジでそんな調整できるかなと不安になってきます。
参考にしたレシピ見ますと、3人前(3個)で200Wで8〜9分。私の場合、失敗してもいいように1個ずつ加熱したい。30%設定で225W〜240Wになるので既にワット数が高い。最終的に揺すってプルンとしたらOKとのことなので、1個ずつ、5分・4分30秒・4分の3種類でやってみました。
※電子レンジは機種はもちろんのこと、内容量によっても加熱具合が変わるのでレシピと大きく違うことをやると私のように失敗します。
すが入りまくりました。AとBはプルンプルンしてますが、Cは半液状。
この中で言えばBが半分成功で、加熱方法を要研究と言ったところでしょうか。
A:225W〜240Wで5分 :すが入りまくる
B:225W〜240Wで4分30秒:若干すが入る
C:225W〜240Wで4分 :まだ中心が液状
※我が家の電子レンジの説明に沿って上記のワット数を書いていますが、正直信用してません。
その後、Cを75W〜80Wで4分追加加熱しましたが、流石に温度が低い or 時間が短いのか固まらず。
考えられる失敗の要因(味が美味しいです)
・電子レンジでの加熱温度・時間の見極めが悪い
・容器や蓋の仕方も関係ある?
見るレシピ見るレシピほとんど「加熱温度・時間に注意」と書いてあるだけあった難しいですね。この見極めは皆さんご自身の電子レンジで試してやってみてください。もしくは電子レンジ以外で簡単に蒸す方法色々あると思うのでお好みのやり方で。
普段茶碗蒸しやプリンを作られている方はこんなのお手の物だと思いますので、ぜひ夕食の一品プラスに。
冷やして完成!すが入っても美味しいのか?
さて、加熱後は荒熱が取れたら冷蔵庫で冷やして完成です。お好みでタレ(めんつゆ)をかけて食べます。作るときに使った入れ物のまま冷蔵庫に入れてそのまま食卓に出せるので、なんでもいいですけど可愛い入れ物使ってもいいし、夏の食卓の一品にいいのではないでしょうか?
あ、美味しい!ちゃんと玉子豆腐の味します!材料が卵と出汁なので、よっぽど間違えなきゃ美味しいですよね。ちょと柔らかいですが、だし汁の量調整すると硬さも変わってくるんでしょうね。
すが入る分舌触りが悪くなるので海原雄山にはとても出せませんが、個人で食べる分にはまあいいかなと思います。A〜Cでやはり食感が違い、今回はやっぱりBが一番よかったです。回を重ねるたびにコツを掴んでいけばいいんじゃないかなと。蒸すのも今度挑戦してみましょうかね。
結論:できる?できない?
簡単な材料でできるよ!
加熱温度の見極めが難しい
買うなら:
・アジア系スーパーの冷蔵コーナーを見てみよう
自分で作るなら:
・卵、出汁、水を混ぜて蒸すだけ!
・加熱時間や温度に注意
・電子レンジでも可能なレシピあり(加熱の見極め注意)
・海外の電子レンジでもワット調整ができる