海外で「納豆」を食べる方法

納豆を海外で食べたい食材班
食材班

海外に住むことになって、納豆食べられなくなるの!?と心配になる人は多いと思います。アジア系スーパーで買うこともできるのですが、日本のように安くはなく、毎日朝食にと思っている方には結構な出費になりかなりの痛手に。そこで、手作りしてしまおう!という海外在住者はたくさんいます。

お店で納豆を買う

アジア系のスーパーマーケットの冷凍コーナーに日本製品の冷凍がよくあります。結構小さなお店でも冷凍コーナーがあれば遭遇率が高いと思います。

普通のローカルスーパーでは、まだ中々お目にかかることがありません。

海外で納豆を手作りしよう!

海外在住者のド定番!手作り納豆の出番です。

納豆作りは結構簡単

ざっと手順を言うと、乾燥大豆を一晩水につける、大豆を蒸して、納豆菌 or 買ってきた納豆から5粒ほど取り出して少量のお湯に入れて潰した納豆液を作る、その液を蒸した熱々の大豆にイン!(大豆半分と納豆液半量を最初に混ぜ、その後残りの大豆と納豆液を入れて混ぜると良い)、40度程で24〜26時間ほど保温する。表面が白くなってきたら完成!あとは冷蔵庫で落ち着かせたりお好みで。すぐに食べきれない分は冷凍もOK。

匂いは結構大丈夫!

納豆を手作りするにあたって、気になるのが「匂い」。一回作ってみるとわかるのですが、実はそこまで匂いません。24時間保温している間に多少家の中が納豆ぽいかな?といった感じにはなりますが短時間の話です。一番匂うのは完成して小分けしている時と食べている時で、多少匂いがキツく感じるかもしれませんが、手作りするからといって隣近所からクレームが来るほどの匂いは少なくとも私は感じたことはありません。(個人的な感想です)

海外に住み始めたばかりの頃は、言葉の関係もあって近所と揉める原因を作りたくなかったため、私は匂いを気にしてドイツでの2年間納豆を作りませんでした。さっさと作ればいいのにとあの時の自分に言ってやりたいです。

納豆菌はどうするか

大豆は海外でも簡単に手に入りますが、納豆菌がないと納豆にはなりません。パウダー状などの納豆菌もありますので、手に入る方はそれで。

しかし、冷凍の納豆をアジア系スーパーで買ってきて、5粒ほど取り少量の熱湯の中で潰したものが納豆菌の代わりになります。3〜4食で1パックの納豆を買ってきて冷凍しておけば、それでたくさんの納豆を作ることができ経済的です。買ってきた納豆を5粒ずつ小分けして冷凍しておくと便利です。

使う道具は必ず熱湯煮沸!

他の菌が混ざってしますと繁殖してしまい、とんでもない納豆ができてしまいますので使う道具は使用前に必ず熱湯煮沸してください。混ぜるスプーンもです!

保温方法について

「38〜45度程で20〜26時間ほど保温」を目安としていますが、結局は納豆菌が繁殖すればいいので、保温が持続できれば時間や温度はそれぞれ使うものに合わせて調整できればなんでもいいと思います。海外で売っているヨーグルトメーカー、保温機、オーブン、発泡スチロールとホッカイロ使う人や、ヒーターの上に置いて納豆を作る方もいます。

コレできは、一時帰国の時にあの納豆手作りで検索すると結構出てくる「タニカのヨーグルティア」を買いまして、変圧器使いながら今現在も納豆を作っています。しかし、納豆目的だけなら全然これじゃなくていいです、スーツケースにかさばりますし。確かに便利なのですが変圧器が大袈裟なので、変圧器が壊れたら現地のヨーグルトメーカーを買おうと思っているのですが中々壊れず。

次買うなら、自分のポイントとしては24〜26時間持続して保温ができて、タイマー機能が付いているものがいいです。ただ丸っと1日待つだけなので自分の活動時間にスイッチを消せばいいので、タイマー機能については自分でどうにでもなりそうですね。ついでにパン生地の発酵にも使える大きさで30度くらいの設定もできると最高にいいですね。(イギリスは気温が低いので室温では十分に発酵できる場所が我が家にはなく、サイズや形がちょうど良いので「タニカのヨーグルティア」はそういう意味では大変重宝してます。納豆菌は強いと聞いたので、考えすぎかもしれませんが一応容器は納豆用・パン用で分けてます。)

海外で納豆作ってみました!

①一晩大豆を水につける

大豆が倍くらいの大きさになります。写真は200gですが、250gでもいけます。お好みで。(200gの乾燥大豆で、約50g強のパックが8つできました。)

②大豆を蒸す

我が家は圧力鍋で、圧がかかってから弱火で7分くらいで火を止めて圧が抜けるのを待つといい感じの固さになっています。(圧が抜けている間に道具に熱湯をかけたり、納豆液の準備をします。)

③納豆液を作る(蒸し終わる頃作り始める)

小分けして冷凍しなかったため、毎回削り取るように適当に使ってます。結構適当でOK

買ってきた冷凍納豆から5粒ほど取り出して、熱湯を大さじ1+ちょっとくらいかけて潰します。

④熱い大豆と納豆液を混ぜる

大豆が熱いうちに、熱湯消毒した保温する容器に大豆半分と納豆液を入れて混ぜます。(1/3ずつでもOK)

混ぜたら残りの大豆と液を入れ、液が全体に行き渡るよう混ぜます。

大豆が納豆になるまで保温する(約25時間)

変圧器があり場所を取りすぎる為、我が家では廊下で保温…苦情は受け付けません。

使う保温器具によりますが、我が家では40度で25時間くらいでタイマーセットしてます。空気を入れたいのでキッチンペーパーを蓋の下に引いて半開き。

納豆完成!冷蔵庫・冷凍庫へ

ちゃんと糸を引いています

表面が白くなったら納豆の出来上がり!冷蔵庫で落ち着かせたりあとはお好みで。すぐに食べきれない分は冷凍もOK。

タレも手作り

コレは好き好きですが、醤油やめんつゆで食べたり、醤油・みりん・だし汁を合わせて手作りすることもできます。薬味はお好みで!

小分け容器

200gの乾燥大豆で、約50g強のパックが120mlの容器に8つできました。

市販の納豆1食分の納豆は約40〜50g。大きいタッパーに全部入れたままで良い方はいいのですが、1食分ずつ小分けして、食べるときに冷蔵庫から取り出してサッとタレと薬味をそのまま容器に入れたい方は手頃なケースが欲しい所です。大きすぎると冷蔵庫の場所を取りますし、小さすぎてもかき混ぜる余裕がありません。

何個か入れ物を試した結果、120mlのフタ付きケースに落ち着きました。(まあ…何でもいいんですけどね。日本のように安くて種類が豊富な100均ショップは中々ないので、気に入ったものを探すのも一苦労です。)

黒豆など他の豆でも試してみよう!

豆はたくさんの種類が世界各国で売られていますので、いろんな豆で試してみると楽しいと思います。Black Beansで作ったら匂い控えめで美味しいのができました。

居酒屋メニュー「ネバネバ納豆海苔巻き」

納豆・オクラ・ネギ・生卵(なくてもOK。新鮮で安全なものが手に入る場合のみ自己責任で。)にめんつゆを入れてかき混ぜます。海苔をくるっと手巻き寿司のように巻き、尖った下の部分を折って容器を作ります。その海苔容器の中にかき混ぜたものを入れてパクリと食べます。居酒屋さんで食べたのが忘れられなくて、イギリスに引っ越した今も食べてます。

結論:できる?できない?

手作りした方が経済的!
これで毎朝納豆だね

買うなら:
・アジア系スーパーで入手可能

手作りするなら:
・たった5粒の納豆で手作り納豆ができる
・保温できる環境を整えよう

海外コレできる部
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