海外で「黒ごまペースト / 黒練りごま」を食べる方法

料理のアクセントにしたり、トーストに塗ったり、ラテに入れたり、お餅・お団子にのせたり、デザート・アイスクリームのフレーバーにしたりと用途の広い懐かしい味の黒ごまペースト。毎日使わなくても、たまにあると嬉しいですね。

注意：今記事に出てくる「黒ごまタヒニ」「手作り」「日本製のもの」は材料が違いすぎて比べるのはナンセンスであり、使う側のセンスによるところが大きくしかも私にはその技術がないため、「これは使える・使えない」と言う評価はしておりません。料理上手な皆さんご自身で試してみてください。

お店に「黒ごまペースト」は売っているのか？

黒ごまのタヒニ

まず最初に思いつくのが、海外で大活躍のタヒニ（白ごまペースト）。これの黒ごまバージョンがあるのでしょうか？すると「Black Sesame Tahini」や「Black Sesame Paste」で検索で何個か出てきました。しかし、白ごまのタヒニより高いです。手頃な値段なのもタヒニの魅力なのに、高くては実用性に欠けるかもしれません。

味については、タヒニは生のごまからできでおり日本の練りゴマは炒ったゴマを使うそうで、確かに生っぽさがあると言うか、炒っていない分風味が足りない気がします。これだけを日本の練りごま製品のようにポーンと何かにかけて食べるのは難しいかと思います。（個人感想：このままでは黒ごまー！！と言う感じが足りない気がしました）

白ごまのタヒニも調味料などを混ぜていくうちに美味しいごまだれになるので、ここからどう活用するかでだいぶ変わってきそうですね。これにお砂糖と炒りごまなど混ぜてお団子のソースにしたりアレンジ次第。

※ここでは手に入る可能性をご紹介しています。すべての黒ごまタヒニが同じだと言うことではありません。商品によっては期待した風味のものもあるかもしれませんので、ご了承ください。

アジア系製品

もちろん「タヒニ」である必要は全くなく、中国などアジア系製品で黒ごまペーストがアジア系スーパーにあるようで、それだと安いものが見つかる可能性があります（もちろん白ゴマペーストも）。

また、粉状の「Instant Black Sesame Dessert」なるものが中国系製品にあるようですので、手作り団子にさっとかけたい時などはこれも良いのではないでしょうか？

黒ごまタヒニは値段高め、アジア系製品は少しお得？

お住まいの地域によっては普通の食材かもしれないのでこの限りではありませんが、値段の差の一例を載せておきます。

値段の一例：
・白ごまのタヒニ：300g £2.75
・黒ごまのタヒニ：250g £4.29 (3個パックで買った場合)
・中国産黒ごまペースト：500g £3.59 (袋入り)

「黒ごまペースト」は手作りできる

黒ごまを炒って、繋ぎ（蜂蜜 or ごま油 or クリームや砂糖などお好みのもの）を足してフードプロセッサーにかけてペースト状にすることでペーストができます。黒ごまだけなら結構売っているので、安いのを見つけられたら手作りも簡単そうでいいですね。

私の家族がその方法で黒ごまアイスクリームを作っていますが、とても風味が良く黒ごまの味が楽しめました。

「黒ごまペースト」作ってみた

今回は、黒胡麻豆腐に使いたいので「ごま油」を繋ぎで使うことにしました。黒ごまは「Black Sesami」で簡単に見つかると思います。（アジア系スーパーで買った方が安いかもしれません。）

手順：黒ごま50gを炒って、ごま油大さじ1.5と一緒にフードプロセッサーにかけることにしました。

フライパンで炒ったゴマを、ごま油と一緒にフォードプロセッサーにかけます。

ここで問題が発生！我が家のフォードプロセッサーがしょぼいせいかこれ以上滑らかになりません。途中でスプーンなどでかき混ぜてかけ直すのですが、分量が少なすぎるのか材料がカッターの下に全部収まってしまって満足のいくペースト状にはできませんでした。皆さんのお家の機械ならもっと滑らかにできるかと思いますので、挑戦してみてください。

味はですね、ごま油も使ってますので良い香りがして黒ごまの風味もいい感じです。

用途によってはこれくらいの荒さの方が食感も楽しめるし美味しいんじゃないでしょうか（開き直り）。

余談：やっぱり美味しい日本製の黒ごまクリーム

余談ですが、日本に一時帰国した時にアオハタの黒ごまクリームを持ってきたはずなのに、あれは一体どこへ行ってしまったのだろうかと思っていたら、戸棚の奥から発掘されました。賞味期限を遥か昔にすぎ、パッケージデザインもどうやら古い様子。今回開けてみました。うん、美味しい♡

結論：できる？できない？

もっと滑らかに作りたかった〜

買うなら：
・アジア系スーパーにあるかもしれない
・黒ごまのタヒニも少し高いがある（日本のものと比べると少し違う可能性あり）

自分で作るなら：
・ゴマを先にプライパンで炒ると風味よし
・フードプロセッサーでできるよ
・滑らかさは機械やゴマと混ぜ合わせるものによる